ドクターリフォーム・サンセイ
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関東朝日広告社栃木版連載









1・2日目
3・4日目
5・6日目
番外編『バルセロナ日記』宇宙の歩き方・地球編




ジローナの街並み



中世にタイムスリップ



カサ・バトリョ内部



民族舞踊を踊る街の人たち


3日目

バルセロナの街から少し足を延ばし、サンツ駅からカタルーニャ鉄道に乗って、城壁の町ジローナに出掛けた。ここは二つの川の合流地点となる場所で、幾多の戦争でも要として重視されただけのことはあって、中世から残されているであろう建物も旧市街地の坂の両脇にたくさん残されていた。舗装は様々な形の石をキレイにデザインして埋め込んであり、景観を保つ上でとても重要なポイントとなっていた。また、ジローナの代表的な顔でもある川沿いに並ぶ色彩豊かな家々は、ビッチリとくっついている所が絵になるのだが、「もし地震が来て建物が揺れたらどうなるだろう」とも考えてしまう。もちろん地震国ならば、ここまで古い建物がこのように保存状態も良くずらっと並んでいることはないのだから、この先もずっとこの光景は保たれ、訪れる人を楽しませてくれるだろう。

ジローナからダリの生地フィゲラスに寄りバルセロナに帰った。この季節のヨーロッパは日が昇るのも遅いが落ちるのも早い、すでに暗くなり始めては来たが、見たい建物は尽きない。ガウディの作品でバルセロナ市第一回建築年間賞に輝いた「カサ・カルベ」、海をテーマに同じくガウディがリフォームした「カサ・バトリョ」、プッチ・イ・カダファルク作「カサ・アマトレェール」、花の建築と呼ばれたドメネク・イ・モンタネールの「カサ・リェオ・モレラ」を駆け足で訪れた。

4日目

バルセロナ中心地から少し離れたフロンターナ駅近くの住宅地にある、ガウディの処女作「カサ・ビセンス」は緑や黄色い花のタイルや赤レンガ、シュロの葉をモチーフにした鉄柵に包まれとても女性的な建物で、他の作品とは正反対とも言える作風だった。

昨晩外から眺めた建物の中でもひときわ異彩を放っていた「カサ・バトリョ」。内部の見学も出来ると聞いていたので、音声ガイドを借りて中に入ってみた。風・光の取り入れ方や扉などに使われている木工技術は100年前のものとはとても思えない斬新なもので、建築が芸術として位置付けられ、時間と予算をたっぷりとかけられた時代の象徴ともいえるのではないだろうか。

ジャウマ・プリメ駅で降りガウディのライバルと言われたドメネク・イ・モンタネールデザインの「カタールニャ音楽堂」を見学(個人の持ち物なので建物内部はガイドツアーに参加しないと見学できない)。内部は撮影禁止だったので写真はないが、天井一面に施されたステンドグラスは目を見張る素晴らしさだった。ピカソ美術館やカテドラル広場で毎週日曜日のお昼に市民が踊る民族舞踊「サルダーナ」を楽しく拝見した後に、砂浜のあるバルセロネータで海の写真を撮りながら夕方まで過ごし、サグラダ・ファミリアに行った。1882年からずっと作り続けているのであらゆる年式の建築技術が混合しているのだとは思うが、ライトアップされた夜の姿は、手作業で掘り出された大きな岩の彫刻といった印象だった。内部の見学は明日の一番の楽しみだ・・・