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7日目
番外編『パリ日記』宇宙の歩き方・地球編
□チェックアウト・・・
結構充実した一週間であったが、帰るとなると寂しく、ホテルの地下にあるレストランで、最後の朝食を摂り、チェックアウトした後、フロントの男性と会話をしたり、写真を撮った後、荷物をロビーまで運び、お世話になったお礼を行って外に出ると、雨が降っていたので、タクシーを呼んでもらい空港まで行くことにした。
登場した車は、メルセデスで、なんとなく悪そうな運転手だった。
思いは的中、空港までの数分は死のドライブだった。 メーターは一般道でも100kmを超え、ハイウェイではスピードモンスターだった。
「エリック・クラプトンは好きか?」と聞かれ、素敵なバラードを流してくれたが、嫌な汗が出ていることには変わりなかった。
無事にシャルル・ド・ゴール空港第二ターミナルに到着し、予想より多くの額をドライバーが要求してきたが、キッパリと、適当な金額だけを渡してお礼を言った。
空港での待ち時間、日本語がペラペラなフランス人のクリストフさんと仲良くなり、旅の話しや、お互いの仕事のことなどを話して過ごした。
□旅を終えて・・・
今回、パリを旅先に選んだ大きな理由に、ムーランルージュの所で文中にも登場した、O氏の存在がある。
日本で流行っている、リフォーム番組で、お茶の間からも高い評価を受けている建築家(匠)である。
雑誌の記事の中で、御一緒させていただき、その後、彼のセミナーを、偶然聞く機会があり、「生意気でいいねぇ」と、気に入っていただき、今回の旅行を勧めてくれた人物だ。
建築の話をしてくれる建築家は、たくさんいるけれども、あれだけ精神・心の話をしてくれた建築家は初めてだった。
彼は、自分の事務所で、子供の頃の写真を見せてくれ、「なぜ自分が、この職業を選んだか」を語ってくれた。
彼は、世界を遊びのフィールドにすることで、「人生は一度きりで、もっと楽しんでいいのだ。」ということ表現している。
偉ぶらず、いつまでも子供のようなO氏が、一瞬で好きになった。 自分も25年後、55歳の時、彼のように過ごせていたらなぁ。と思う。 生意気なので、彼を超えてやるぞ!と思う。
「パリに行ってヌードショーを見ておいで」という言葉を、素直に聞ける関係になった。
建築を含め、形あるものに携わっていると、「心」を軽視してしまうものだが、実は、そこが一番重要で、形を伝えるのも、実は心なのだ。
彼には、まだ数万歩及ばないが、きっと心が通じたからこそ、そんな貴重な話をしてくれたのだと思う。
今回の日記のタイトル「宇宙の歩き方・地球編」も、そんなO氏との会話がきっかけだった。
「宇宙人っていますよねぇ?地球人は、サルが進化した生き物ですけど、宇宙には、牛が進化した生き物の星。とかありますよねぇ?」
「いやいや、牛とかじゃなくて、もっとなんだかわからない生き物の星なんだよ・・・」唐突に切り出した、私の質問に、何も不思議がることなく、O氏は答えた。
宇宙感を持っていれば、地球が楽しめる。そんな思いで、今後も地球を歩いてみたいと思います。
<番外編 「パリ日記」終わり> |
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