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4.結果発表

9/27(土)

結果発表
一般審査員20人と専門家審査員3人が、始めに山口担当三郷の「松井家」を審査。後で聞いた話だが、審査員の大内さんは「鼓動」の現場に入るや否や、迫力で泣き出したという・・・。バスで町田に移動し、相手物件「鈴木家」を審査した。
結果発表の会場は町田にある女子美大だった。大掛かりなセットが、スペシャル番組らしくわざとらしくて良い。

まずは一般審査員の投票結果。5:5半分に分かれた。専門審査員の結果は、先の2項目とも、相手方伊藤氏優勢。最終項目デザイン度の発表。カメラ慣れした自分がそこにいた。勝てる、勝てる!ここで大どんでん返しだろう。最後まで付き合ってくれた松浦たち大工仲間も「行けるぞヒロト!」と顔で訴えかけている・・・ 結果は・・・

      優勝 伊藤良!  

あまりの呆気なさになんの感情もなかった。「なぜ山口さんに入れなかったのですか?」「あまりにも完璧過ぎたので。」完璧がマイナス要因?初めて聞いた。顔を上げ、遠くにいる仲間の顔を見た。納得のいかない顔で、全員泣いていた。ふと我に返り、協力してくれた人間、一人一人の顔が頭に浮かんだ。自然と目頭が熱くなって来た。「みんなゴメン!悔しい。勝ちたかった。とにかく勝ちたかった・・・」我々の涙に釣られたのか、審査員が泣いている。「私は山口さんに入れました。」「仲間が羨ましい」。中正な立場でなければいけない、製作スタッフの目にも熱いものが・・・
 自分の仕事は終わりではない。相手を称えるシーンの撮影をするのだ。それがTVだ。込み上げる思いを押し殺し、最後のお願いをした「仲間を舞台に上げて欲しい!」一緒に番組を作ってきた熱いスタッフ。「分かりました!どうぞ!」きっと特例なのだろう・・・「パーン!!」悔しさを押し殺しTV用に「おめでとう!」とクラッカーを鳴らした。

5、負けは負け

仲間は、うな垂れ、歩く気力もない様子。キャプテンとしての最後の役目だ。みんなを称え、ひとり一人と握手をし「お疲れ様!お腹も空いたし、食事に行くぞ!」と、マイクをはずし、それを、お世話になったプロデューサーに渡し。一番先に会場を後にした。前に人がいないということは、涙を隠す必要がないという事だ。
  残念会の会場となってしまった場所は、偶然見つけた、居酒屋「和民」。余談だが、経営者は、私が非常に尊敬している、渡辺美樹(ワタミ)さんだ。移動中、会長(父)に連絡をしていた。「そうかぁ残念だったなぁ。」「でも負けて良かったのかもしれないな。」自然と受け入れられた言葉だった。ちょうど頭の中を流れていた曲が、美空ひばり「柔」だったからであろう。
「勝つと思うな、思えば負けよ」おばあちゃんのラジカセからいつも流れていたなぁ。確かに、前回のような純粋さもなく、どんな風に勝ってやろうか。と考えていたのかもしれない・・・。

乾杯?の前に、みんなに言った。「敗因は、≪勝てると思ったこと≫だった・・・。」「決っして言い訳はするまい!」「負けた事を謙虚に受け止め明日から勉強だ!」中田でも貴乃花でもないのに、こんな熱い経験が出来たことは、人生の宝だ。
出場を受けた自分にも悔いはない。

仲間の!Dr.リフォームの!そしてヤマグチヒロトの本当の戦いが始まった瞬間でもあった。TVを御覧になった方の中で、何かをあきらめて生きている方がいたならば、「負けることは恥ずかしくない!やらないことに比べたら・・・」とメッセージを送りたい。敗者として。

以上で、TVチャンピオングランドチャンピオン大会出演日記。突然の出演依頼〜放映まで激動の50日間「鼓動」〜生命の尊さ〜は終わりです。

最後に、「協力してくれた、すべての人々にありがとう!」「番組スタッフのみなさんお疲れ様でした。貴重な経験をありがとうございます。」そして、「伊藤さん!グランドチャンピオン本当におめでとうございます!」    あぁ 勝ちたかった・・・(笑)